胃腸疾患を中心に、消化器疾患・高血圧・糖尿病・高脂血症等の生活習慣病を含めた一般内科を診療致します。

医療法人ATH もとむらクリニック 内科・胃腸内科 福岡県福岡市城南区干隈2丁目8~28号

診療時間
平日 8:30〜12:30 14:00〜18:00
土曜日8:30〜14:00
受付は診療時間の30分前までとなります。

電話092-404-1584

診療案内

胃腸科内科・消化器内科

診療の中心は胃腸科ですが、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を含めた内科全般について診察しております。胃腸科に関して特に内視鏡検査(経鼻胃カメラ完備)に力を入れており、苦痛のない検査・納得していただける説明を心がけております。

上部消化管(食道・胃・十二指腸)

  • 保険治療

食道・胃・十二指腸は上部消化管に分類されます。
むねやけ・飲み込み時に食べ物がつかえる・咳がなかなか治らない、などの症状の時は、食道の病気(逆流性食道炎や食道癌等)の可能性があります。
胃もたれ・食欲不振・上腹部痛・体重減少・息切れなどの貧血症状、黒い便などの症状の時は、胃や十二指腸の病気(強い胃炎・胃潰瘍・胃がん・十二指腸潰瘍等)の可能性があります。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)を受ければ、すぐに病気が判明し、すみやかに治療を開始できます。
また、検診の胃バリウム検査(胃癌検診)で精査が必要となった場合も、ためらわずに胃カメラ検査を受けるようにしましょう。

写真:

下部消化管(大腸・直腸)

  • 保険治療

大腸・直腸は下部消化管に分類されます。
繰り返す便秘下痢・血便・腹部膨満感・下腹部痛・体重減少・息切れなどの貧血症状、などの時は、大腸や直腸の病気(大腸ポリープ・大腸癌・炎症性腸疾患など)の可能性があります。
大腸内視鏡検査を受ければ、すぐに病気が判明し、すみやかに治療を開始できます。
また、大腸癌検診で便潜血陽性となり精査が必要となった場合も、ためらわずに大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。

下部消化管(大腸・直腸)

消化器内科

  • 保険治療

胃腸に加え、肝臓・胆嚢・膵臓などの臓器を合わせて消化器といいます。
肝臓・胆嚢・膵臓の病気に対する検査は、血液検査と腹部超音波検査が主体となります。症状がなかなか出現せずに、その一方で小さな癌の発見は簡単ではないことから、専門医による診療が重要となります。 

消化器内科

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一般内科

病気を診断し、原因を明らかにして手術以外の治療を行うのが内科診療です。
投薬・医療器具による治療や患者さんに対する生活指導などが主なものですが、
広範な領域にわたり、これらのものを総合的に治療するのが内科です。

内科診療

  • 保険治療

もとむらクリニックでは、日常的な風邪、頭痛、腹痛、貧血、痛風、めまい、前立腺肥大症、頻尿、排尿困難、血尿、蛋白尿、膀胱炎、不眠症、動悸・息切れ、喘息、不整脈、花粉症などの疾患から生活習慣病(高血圧症、高脂血症、糖尿病)の治療や予防・管理にも力を注いでいます。
  医学全体に対する広い知識を持ち、専門外の病気に対しても症状に応じて適切なチェックをし、必要に応じて専門の病院を紹介する交通整理の役目もあります。このことから、「どの診療科にかかってよいかわからない」という患者様もどうぞご遠慮なく、お越しください。

内科診療

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糖尿病検診

糖質(血糖)を調節するインスリンというホルモン(膵臓から分泌される)が不足したり、作用が不十分なために常に血糖が高い状態になっている病気です。自覚症状に乏しく、重篤な合併症を引き起こす特徴があります。

糖尿病検診

  • 保険治療

血糖値は食事と関係があります。食事をした後は、吸収されたブドウ糖が血液の中に入って血糖値が上がりますが、健康な人であればすぐにインスリンが分泌されて下がっていきます。
糖尿病診断のための検査は、食事の影響によって変動する血糖値測定のタイミングを3つに分けたものです。

糖尿病診断のための検査は、食事の影響によって変動する血糖値測定のタイミングを3つに分けたものです。

随時血糖検査
食後からの時間を決めないで採血し、血糖値を測る検査です
随時血糖値が200mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます

早朝空腹時血糖検査
検査当日の朝食を抜いた空腹の状態で採血し、血糖値を測る検査です
早朝空腹時血糖値が126mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)
検査当日の朝まで10時間以上絶食した空腹のまま採血し、血糖値を測ります。次に、ブドウ糖液(ブドウ糖75gを水に溶かしたもの、またはデンプン分解産物相当量)を飲み、ブドウ糖負荷後、30分、1時間と2時間後に採血し、血糖値を測るという検査です
ただし、自覚症状などから明らかな高血糖が考えられる患者さんに75gOGTTを行うと、さらに高血糖を引き起こすリスクがあるため、この検査は糖尿病診断に必須ではありません
75gOGTTで2時間値200mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます

上記の3つの検査のうち、いずれかの血糖値に異常があれば「糖尿病型」と診断されます。
別の日にもう一度検査をして、ふたたび血糖値に異常があって糖尿病型と診断された場合、「糖尿病」と確定診断されます。
①~④のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」と判定されます。ただし1~3いずれかと4が確認された場合には、糖尿病と診断されます。

①早朝空腹時血糖値注1)126mg/dL以上

②75gOGTT2時間値200mg/dL以上

③随時血糖値*200mg/dL以上

④HbA1C(JDS値)が6.1%以上
[HbA1C(国際標準値)が6.5%以上]
およびの血糖値が確認された場合には、「正常型」と診断されます。

早朝空腹時血糖値110mg/dL未満

75gOGTT2時間値140mg/dL未満
上記の「糖尿病型」「正常型」いずれにも属さない場合は「境界型」と判定されます。  

糖尿病検診

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胃・大腸内視鏡検査、超音波検査

胃内視鏡検査の流れ

  • 保険治療

胃カメラ検査は、食道、胃、十二指腸の中を直接観察する検査です。この内視鏡検査の先端には、小型の高感度電子カメラが備えられており、病変を見つけ、診断するのに非常に有用な装置です。また、組織の一部を採取することもできます。 検査は、通常10分程度で終わりますが、胃などの状態により検査時間については個人差があります。検査には、苦痛を少なくするために薬剤を使用します。薬にアレルギーのある方は必ずお申し出ください。また、検査中に病変が疑われる場合は、粘膜組織の一部を摘み取り(生検)、組織検査を行います。  

胃内視鏡検査

経鼻内視鏡

  • 胃カメラ

もとむらクリニックでは、業界内最小の胃カメラ、先端径4.9mmの経鼻胃内視鏡を使用しています。通常の口からの胃カメラが10mm程度の太さですから、約半分の太さです。 左の写真は経鼻内視鏡(上)と従来の内視鏡(下)の比較です。 最大の特徴は、“胃カメラ”=“苦しい”の一番の原因と言える咽頭反射(オエッ)がほとんどないということです。初めて胃カメラを受けてみようという方はもちろん、以前口からの胃カメラで苦しい思いをされた方や、全身麻酔の注射が嫌な方などにも、お勧めの検査方法です。

経鼻内視鏡

胃カメラでなぜ「オエッ」とならない?

  • 胃カメラ

経鼻内視鏡により咽頭反射が起こらない事を表す図咽頭反射(オエッ)は、カメラが通る時に舌根(舌の付け根)に触れることで起こります。左の絵の様に、経鼻内視鏡は舌根に触れずに食道の方へ通過していくので、咽頭反射がおこりません。  






胃カメラでなぜ「オエッ」とならない

大腸内視鏡検査の流れ

  • 保険治療

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を入れて大腸内を直接観察する検査です。この内視鏡の先端には、小型の高感度電子カメラが備えられており、大腸ポリープ・炎症疾患などの病気を見つけ、診断するのに非常に有用な装置です。また、組織の一部を採取したり、病変の切除などもできます。 大腸検査は、下剤により腸の中をきれいにする必要があります。検査時間は、通常15分程度で終わりますが、腸の長さや形によって個人差があります。また、ポリープ切除には更に時間がかかることがあります。検査には、苦痛を少なくするため薬剤を使用します。薬にアレルギーのある方は必ず申し出てください。  

大腸内視鏡検査

超音波検査

  • 保険治療

腹部エコーとは、高い周波数の音波を腹部にあて、腹部臓器の状態を調べる検査です。胃や腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管の様子を観察することができます。検査は、X線やCTなどと違い、被爆もなく安全な検査です。短時間で非常に多くのことを知ることができるので、健診をはじめとして、より精密な検査もおこなえます。  

超音波検査

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日帰りポリープ切除

大腸ポリープは、大腸の内側の壁にできた、腫瘍(しゅよう)の総称です。大腸ポリープには、そのまま放置しておいても大丈夫な良性のものや、がん化するものなど、いくつかの種類があります。ポリープは直径5mmを越すと、腺腫性であることが多く、ガン化の危険を秘めているため、治療をするのが一般的です。直径が2cm以下であれば、内視鏡で取ることができます(内視鏡的ポリープ切除術)が、それ以上のものは、外科手術の適応になります。多くは無症状ですが、大きくなってからでは癌化の危険性があり、症状がないうちに検査をすることが賢明です。

大腸ポリープ切除術(日帰り手術)

  • 保険治療

大きさによりますが、大腸ポリープの多くは内視鏡的に切除できます。 内視鏡的にポリープを取るときは、スコープの中を通して細いワイヤー(スネアーといいます)を送り込みます。このワイヤーでポリープの付け根をしばり、締め付けながら同時に電気(高周波電流)を流して焼き取ります。これを内視鏡的ポリープ切除術または内視鏡的ポリペクトミーといいます。また、隆起の丈が低くてワイヤーがかかりにくい時は、粘膜の下に生理食塩水を注入して、隆起を高くさせてワイヤーをかけて切除します。これを内視鏡的粘膜切除術といいます。 生理食塩水の注入やポリープを切除するときには痛みなどは全くありません。 大腸ポリープは検査時にそのほとんどは日帰りで切除可能です。しかし、ポリープの大きさや形によっては入院治療が必要となる場合があります。その際は適切な医療機関をご紹介いたします。  

大腸ポリープ切除術

手術後の注意

切除した部位は電気焼灼によりできた潰瘍となります。稀にその潰瘍から出血、穿孔(腸に穴が開くこと)などの合併症を起こすことがあります。 出血は術後3日以内、穿孔は7日以内に最も多いとされています。手術後1週間はあくまでも手術なので、切除当日は自宅で出来るだけ安静にしていて下さい。日常生活はまず大丈夫です。出血予防として手術後7日間は消化がよく柔らかい食事、繊維質(野菜や果物)の少ない食事を心掛け、アルコール類は避けてください。入浴は避け、シャワー程度にしてください。穿孔予防として術後7日間は安静を心掛け、運動(ジョギング、ゴルフ、自転車等)や力仕事、出張・旅行などの遠出は控えて下さい。お腹に力を入れないことが重要です

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禁煙外来

「禁煙しよう」と決めたら、禁煙外来を受診することをお勧めします。タバコに対する「心理的依存(習慣)」、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を起こす「ニコチン依存」は、医師やお薬の力を借りなければ、なかなか克服できるものではありません。
禁煙外来では、身体・精神的にサポートし、禁煙できるように導きます。

禁煙外来

  • 保険適用となる条件があります

健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じてアドバイスを受けることができます。  

禁煙外来

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睡眠時無呼吸

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは一晩(7時間)の睡眠中に、呼吸が10秒以上停止する無呼吸が30回以上、あるいは1時間あたり5回以上起こるものをいいます。呼吸が一時的に停止することにより、酸素不足状態が続き、心臓に負担がかかり、高血圧症や心臓病、脳血管障害などの生活習慣病になりやすくなるといわれています。昼間に眠気や体のだるさを強く感じ、集中力が低下するため、仕事のミスや居眠り運転の原因になるともいわれています。

睡眠時無呼吸

  • 保険治療

以下のような症状が思いあたる方は、一度検査を受けてみられることをおすすめします。
①大きないびきをかく
②熟睡感がない
③夜中によく目が覚める
④朝早く目が覚める
⑤起床時に頭痛がする
⑥日中眠気を感じる
⑦体がだるい 





 

睡眠時無呼吸

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特定(メタボ)検診、癌検診

メタボ検診…メタボリックシンドローム(※内臓脂肪症候群)の要因となっている生活習慣を改善させ、高血圧や高脂血症、糖尿病などの有病者・予備群を減少させることを目的とした検査です。日本人の死亡原因の第一位は「がん」で、年間約30万人の人が、がんで亡くなっています。
癌検診…今のところ、がんを完全に予防することはできません。 がんの場合、できるだけ早期に発見し、早期に治療をすることが重要です。 そのために行われるのが「がん検診」です。

特定(メタボ)検診

  • 保険治療

メタボリックシンドローム(※内臓脂肪症候群)の要因となっている生活習慣を改善させ、高血圧や高脂血症、糖尿病などの有病者・予備群を減少させることを目的とした検査です。 平成20年4月より、40歳から74歳までの被保険者と被保険者と被扶養者を対象に実施されます。
メタボリックシンドロームは、肥満している人が高脂血症、高血糖、高血圧など複数の症状をあわせ持っている状態です。この状態が長く続くと、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすリスクが高くなることが判明し、注目を集めています。

メタボリックシンドロームの診断基準

1.腹部肥満…ウエスト周囲径:男性85cm以上 / 女性90cm以上
2.高脂血症…中性脂肪:150mg/dl以上、HDLコレステロール:40mg/dl未満の一方、または両方
3.高血圧…収縮期血圧:130mmHg以上、または、拡張期血圧:85mmHg以上
4.高血糖…空腹時血糖値:110mg/dl以上
1の腹部肥満に加え、2~4の2つ以上にあてはまるものを、メタボリックシンドロームとします。
なお、2004に行なわれた厚生労働省の調査によると、成人のメタボリックシンドロームは約1300万人、予備軍も含めると約2700万人という数にのぼっています。
40~74歳の男性では2人に1人がメタボリックシンドローム有病者か予備軍とされています。

特定健康診査の項目
質問表(服薬歴 / 喫煙歴等)
身体計測(身長 / 体重 / BMI / 腹囲)
理学的検査(身体検察)
検尿(尿糖 / 尿タンパク)
血圧測定
血液検査

脂質検査(中性脂肪 / HDLコレステロール / LDLコレステロール)
血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)
肝機能検査(GOT・GPT / γ-GTP) 

特定(メタボ)検診

癌検診

  • 保険治療

日本人の死亡原因の第一位は「がん」で、年間約30万人の人が、がんで亡くなっています。
今のところ、がんを完全に予防することはできません。
がんの場合、できるだけ早期に発見し、早期に治療をすることが重要です。
そのために行われるのが「がん検診」です。
がんの早期発見のためには、40歳代以降は1年に1回、がん検診を受けるようにしましょう。
なお、女性特有のがんの場合は、それより早い年代(ex:子宮頸がんは20歳以上が対象)で検診を勧められるものもあるので注意しましょう。

癌検診

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プラセンタ治療

プラセンタ療法とは、医療用ヒト胎盤製剤の注射、点滴、錠剤を体内に入れての内服など、プラセンタの様々な効果を期待する治療法です。 更年期障害や肝機能障害、疲れ、肩こり、腰痛、アトピー性皮膚炎、しみ、くすみ、にきび、そばかす、肌あれなど、多岐にわたる効果が得られることがわかっています。 プラセンタ療法は、患者様のご希望と同意に基づき行います。 現在、社会的にもその有用性が評価されています。

プラセンタとは

  • 更年期障害、肝障害の場合は、保険適応

プラセンタとは、英語で「胎盤」という意味です。 胎盤は、お母さんのお腹の中にいる胎児の発育のためには必要不可欠な組織で、胎児への栄養補給のためにたくさんの栄養素がこの組織に集中し、貯えられます。 人間以外の哺乳動物は、出産直後に自分の胎盤を食べてしまいますが、これは栄養豊富な胎盤を食べることで、速やかに体力を回復するのに役だっている、という有力な説があります。 この胎盤の有効成分を抽出し、化粧品や健康食品、医薬品に使用されています。  

プラセンタ治療

プラセンタ療法の効果

不老不死の秘薬として秦の始皇帝が愛飲したと言われるプラセンタ。 プラセンタの薬としての効果は驚くほど多く、ほとんどの症状に対応できます。
効果
●自律神経を整える
●ホルモンを調整する
●病気に対する抵抗力を付ける
●基礎代謝をスムーズにして、細胞を活性化する
●病気の元になる活性酸素を中和して、酸化を防ぐ
●炎症を抑える
●傷口を修復する
●精神を安定させる
●肝臓の働きを良くする
●出産後の乳汁分泌をよくする
●アレルギーを抑える
●体質を改善する
●血液の循環を良くする
●血液の育成をスムーズにする
●突然変異を抑える
●血圧を調整する
●疲労を回復する
●食欲を促す  

効果があるとされる疾患
婦人科 :更年期障害、月経不順、生理痛、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症
内科 :ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、肝硬変、慢性胃炎、胃潰瘍、胃弱、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、糖尿病、高血圧、低血圧、気管支炎喘息、慢性気管支炎、貧血、習慣性便秘
外科、整形外科 :慢性関節リュウマチ、変形性関節症、関節痛、神経痛、腰痛、五十肩、痔
泌尿器科 :前立腺肥大、膀胱炎
眼科 :角膜炎アレルギー性結膜炎、視力低下、白内障
歯科 :歯槽膿漏、歯周病
精神神経科 :うつ病、神経衰弱、自律神経失調症、不眠症
皮膚科 :アトピー性皮膚炎、湿疹、乾癬、脇臭、シミ、そばかす、しわ、たるみ、くすみ、乾燥肌
その他 :慢性疲労、冷え性、虚弱体質、精力減退

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電話診療

もとむらクリニックでは電話による電話診療を行っております。
症状によっては診療が困難な症状や対面診療が必要になる場合があります。
先ずはクリニックまでご連絡ください。

電話による電話診療

①事前の予約(電話にて)
予約が必要です。予約の際は、当クリニックに電話して、保険証などの情報をお伝え下さい。

②診療
当クリニックから電話して、診療が開始します。
受診を希望されているご本人確認の後、診療がはじまります。
症状等をご説明してください。

電話による診療では、診断や処方が困難になる場合があることにはご留意下さい。
③診療後
クリニックに来訪して受診するように推奨された場合は、来訪をお願いします。

薬が処方され、薬の配送を希望する場合は、薬を出してもらう最寄りの薬局をお伝えの上、診療後、薬局に連絡をしてください。
電話による電話診療

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かかりつけ医

当院は「かかりつけ医」として、次のような 取り組みを行っています

かかりつけ医

●健康診断の結果等の健康管理に関するご相談、保健・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます。
●夜間・休日の問い合わせへの対応を行っています。
●必要に応じ、専門の医師・医療機関をご紹 介します。
●受診している他の医療機関や処方されている
●医薬品を把握し、必要な服薬管理を行います。

※厚生労働省や都道府県のホームページにある「医療機能情報提供制度(医療情報ネット)」を利用して、かかりつけ医機能を有する地域の医療機関を検索できます。
 厚生労働省 医療機能情報提供制度
 ふくおか医療情報ネット

かかりつけ医

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在宅訪問治療

住み慣れた家や施設でゆっくり療養生活を送れることが、在宅療養の最大の魅力です。 もとむらクリニックでは、病状に応じて1~2週間毎の定期訪問診療を行います。継続的な診療により慢性疾患の管理、病気の早期発見・予防が可能となります。
在宅訪問治療についての詳細

在宅訪問治療

  • 保険治療

定期的な訪問診療を行いながら日頃の健康状態を把握し、医師・看護師が在宅療養のフォローを24時間対応します。
不安な時は連絡が取れる体制を取っていますから電話で医師や看護師と相談しながら適切な対処ができますし、必要な場合は往診致します。  在宅訪問治療についての詳細

在宅訪問治療

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各種健康診断

もとむらクリニックでは、健康診断を毎日実施しています。福岡市の委託事業である特定健診、胃がん検診、大腸がん検診、肝炎ウイルス検査、前立腺がん検診(2月、10月)も同時にできます。
そして、万一病気が発見された場合でも、精密検査や多数の医療施設の医療連携を図っております。
個人の健康診断では、就業などに必要な検査や語彙希望される検査を、各自が選択していただけるように準備しています。
企業の検診もご要望に応じて実施致します。 何でもご相談下さい。

胃がん検診 

  • 福岡市委託事業

胃カメラ(直接、食道・胃・十二指腸を見る検査)
※もし、内視鏡検査で病変が見つかったら、より正確な診断をつけるために組織検査が必要となります。この場合、保険診療となりますので、別途負担金が生じます。あらかじめ健康保険証をご持参ください。  

大腸がん検診

  • 福岡市委託事業

便潜血検査(2日間採便による便潜血検査)
※専用の容器を持って帰っていただきます。

前立腺検診

  • 福岡市委託事業

血液検査(2月・10月に実施

B型・C型肝炎ウィルス検査 

  • 福岡市委託事業

血液検査

よかドック

  • 福岡市委託事業

対象:40歳~74歳の福岡市国民健康保険の加入者

検査内容
身体測定、尿検査、血圧測定、心電図、問診等、血液検査(中性脂肪・LDLコレステロール・HDLコレステロール・空腹時血糖・HbA1c・肝機能(AST・ALT・y-GT)・尿酸・クレアチニン・(貧血(赤血球・血色素量・ヘマトクリット))

自己負担 500円
満70~74歳の方は、無料です。

よかドック30

  • 福岡市委託事業

対象
30~39歳になる福岡市民

検査項目
身体測定、尿検査、血圧測定、血液検査(中性脂肪・コレステロール・空腹時血糖・HbA1c・肝機能(AST・ALT・r=GT)尿酸・クレアチニン・貧血)等

自己負担 500円

個人健康診断

  • 一般健康診断

もとむらクリニックでは、雇入時や受験、就職のための一般健康診断(個人)を行なっています。お問い合わせの上、ご予約ください。

企業定期健康診断

  • 企業定期健康診断

もとむらクリニックでは、年に1回会社で定期的に行う健康診断を受け付けています。項目は労働基準法に添った内容から、貴社のご希望項目で受診できます。お問い合わせください。

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各種予防接種

予防接種は,感染症が流行するのを防いだり,病気にかからないように,あるいは,かかっても重くならないようにするためのものです。 もとむらクリニックでは下記の予防接種を行っております。

三種混合

三種混合ワクチンは、名前の通り、3種類の病気を抑えるために使われるワクチンです。
「DPTワクチン」のことを三種混合ワクチンと言います。DPTはそれぞれの病気の英語の頭文字を取ってつけられた名称。定期接種といって、予防接種法に基づき定期的に公費で接種することになります。
このワクチンで予防できるのは
ジフテリア(Diphtheria)><百日せき(Pertussis)><破傷風(Tetanus)>
三種混合ワクチンは1期に初回と追加で、2期は日本ではジフテリアと破傷風の二種混合ワクチンになっています。1期は生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)までに行います。1期の初回は3回、追加は1回です。1期の初回から追加までは6ヶ月以上空けないといけません。2期は11歳以上13歳未満です。
標準的な接種方法は生後3ヶ月に達した時から1歳までに1期初回を終え、1期初回接種の3回が終わってから1年から1年半の間に追加を行います。
1期初回の3回は、20日から56日の間隔をあけて行います。
三種混合ワクチンとは別のワクチンを接種するまでに空ける期間では、6日以上です。
もし、風邪を引いたりして、予定通りできずに間隔があいてしまっても、大事なのは回数ですので、規定されている回数を行うことになります。 

三種混合

四種混合

四種混合ワクチンは、従来の三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを混合したワクチンです。2012年11月から定期接種になりました。
四種混合ワクチンは、三種混合ワクチンである「DPTワクチン」に「不活化ポリオワクチン」を混合したワクチンです。そのため、注射回数が減るメリットは大きいです。このワクチンは定期接種で、予防接種法に基づき定期的に公費で接種することになります。

このワクチンで予防できるのは、
ジフテリア(Diphtheria)…ノドが狭くなる病気…「クループ症候群の症状・治療・予防」
百日咳(Pertussis)…咳がひどく100日近く咳が続く病気…「百日咳の原因・症状・合併症」・「百日咳の治療法・予防法」
破傷風(Tetanus)…筋肉が硬直する病気で怪我が原因になる…「破傷風の症状・治療・予防」
ポリオ(Polio)…手足、特に足が麻痺する病気…「ポリオの原因、症状、検査」・「ポリオの治療と予防」
の4つの病気です。ポリオに対するワクチンは不活化ワクチンでウイルスを無毒化したワクチンになります。

対象年齢と接種間隔は基本的には三種混合ワクチンと同じです。1期に初回と追加です。2期は日本ではジフテリアと破傷風の二種混合ワクチンですので、四種混合ワクチンは1期のみの4回接種のワクチンです。
1期は生後3ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)までに行います。1期の初回は20日~56日の間隔を空けて3回、3回終了後、6ヶ月以上空けて、1回追加接種を受けることになります。
標準的な接種方法は生後3ヶ月に達した時から1歳までに1期初回を終え、1期初回接種の3回が終わってから1年から1年半の間に追加を行います。
四種混合ワクチンとは別のワクチンを接種するまでに空ける期間では、6日以上です。
できるだけ接種間隔を守ることが定期接種で推奨されていますが、もし、風邪を引いたりして、予定通りできずに間隔があいてしまっても、大事なのは回数ですので、規定されている回数を行うことになります。

四種混合

不活化ポリオワクチン

ポリオは、別名「小児まひ」と言い、突然、主に足が動かなくなります。
ポリオの原因は、ポリオウイルスで、ポリオになってしまうと特効薬はありません。ポリオを防ぐために、ワクチンがあります。ウイルスを弱毒にして口から投与する生ワクチンが今まで行われてきました。しかし、ポリオワクチンによるポリオの発症の危険性とワクチン以外のポリオの発症が見られないことから、一刻も早い不活化ワクチンが望まれていました。
2012年9月より定期接種として、生ワクチンから不活化ワクチンに変わることになりました。

不活化ポリオワクチンの接種時期
初回接種と言って、生後3か月から12か月の間に、3回接種。接種間隔は20日以上です。
追加接種は1回で、初回接種の3回目が終わってから12か月から18か月後です。最低6か月は空けます(現時点では定期接種ではありませんが、定期接種になる予定です)。
この期間でなくても、90か月(7歳半)までなら、定期接種として接種が可能です。
生ワクチンでは春と秋でしたが、不活化ワクチンは1年を通して可能です。  

経口から皮下注射になりました

二種混合

DT(二種混合)予防接種は、ジフテリア(D)・破傷風(T)の各ワクチンを混合したワクチン(DT)です。
三種混合(DPT)1期4回終了後の2期として、11~12歳時に二種混合ワクチン(DT)で接種を1回します。

二種混合

麻しん風しん1・2期

麻疹と風疹の予防接種として行われるMRワクチン。麻疹(measles)のM、風疹(rubella)のRを取って、MRワクチンと呼ばれています。
MRワクチンを接種することで、麻疹と風疹を同時に予防することができます。定期接種といって、予防接種法に基づき定期的に公費で接種するワクチンです。

このワクチンで予防できるのは
麻疹(はしか)……発熱と発疹がみられ、肺炎などまだまだ死亡例のある病気
風疹……3日はしかとも言われ、発疹と発熱で妊婦に罹ると先天性風疹症候群を起こす病気
の2つ。ワクチンを接種することによって、95%以上の人が麻疹と風疹のウイルスに対する免疫力をつけることができます。

対象年齢・接種間隔
以前は、麻疹ワクチンと風疹ワクチンは別々で、しかも1回のみでした。現在は、2回接種します。1期は生後12ヶ月~24ヶ月に1回、2期は5~7歳に1回行います。

MRワクチン以外のワクチンを接種する場合、27日以上の日にちを空ける必要があります。
MRワクチンは上腕の皮下に注射します。1回0.5mlで注射する時の痛みも少なく、多くの子供が泣かずに受けることができるワクチンの1つです。  

麻しん風しん1・2期

日本脳炎

脳炎を起こし、重篤な後遺症を残しやすい日本脳炎。1966年までは年間1000人以上の日本脳炎患者が発生していましたが、ワクチンの普及、蚊に刺される機会の減少、一般住居とブタの生活との区別化など衛生面の改善によって減少し、最近は年間感染者は10人以下になっています。
しかしワクチン接種率の低下によって、今後再び感染者が増加することが危惧されています。日本では一番に九州、次いで中国地方に多い病気。日本以外のアジア地域では現在でも日本脳炎の大流行もあります。グローバル化で海外との行き来も多い中、日本脳炎を過去の病気と考えるのは危険。ワクチンによる確実な予防はとても重要です。
日本脳炎ワクチンは日本脳炎ウイルスに対する免疫をつけるためのワクチンです。「定期接種」なので予防接種法に基づいて定期的に公費で接種することができ、接種することが推奨されています。

対象年齢と接種間隔
日本脳炎ワクチンは1期に初回と追加で、2期になっております。
1期は生後6ヶ月から90ヶ月(7歳6ヶ月)まで。1期の初回は2回、追加は1回です。1期の初回から追加までは約1年空けて行います。2期は9歳以上13歳未満です。標準的な接種方法は3から4歳までに1期初回を終え、1期初回接種の2回が終わってから1年後に追加を行います。1期初回の2回は、6日から28日の間隔をあけて行います。
日本脳炎ワクチンとは別のワクチンを接種するまでに空ける期間では、6日以上です。もし、風邪を引いたりして、予定通りできずに間隔があいてしまっても、大事なのは回数なので、規定されている回数を行う必要があります。
蚊を介して感染することが多いので、夏前に接種しておくのが望ましいですが、1年中接種可能。公費対象年齢までに接種するために、1期の追加の90ヶ月(7歳6ヶ月)から逆算してワクチンを行いましょう。

日本脳炎ワクチンで、溶解の上、皮下に注射します

子宮頸がん

子宮頸がんの症状
女性の子宮の入口に発生する子宮頸がん。2008年人口動態統計(厚生労働省大臣官房統計情報部編)によると、日本では年間約15,000人が子宮頸がんと診断され、約3,500人が死亡しています。
特徴的な初期症状がないため、早期発見には子宮頸がん検診が欠かせません。少し進行すると、不正出血やおりもの異常(帯下異常)を始め、下腹部痛や発熱などの症状が現れます。進行がんになり子宮の前にある膀胱に進行すると、頻尿、血尿が起き、子宮の後ろの直腸に進行すると、血便などの症状が出てきます。

子宮頸がんの組織の99.7%から、「ヒトパピローマウイルス」(HPV)が検出されるため、子宮頸がん発生にはHPVの感染が深く関係していると考えられてきました。つまり、このウイルス感染を予防することが、子宮頸がんの予防としても極めて有効ではないかということです。
予防ワクチン接種の回数
現在は3回接種が推奨されています。初回接種、1ヶ月後接種、5ヶ月後接種の3回です。筋肉注射で、DPT予防接種よりも、接種部分の腫れや痛みが起きやすいことがあります。 

子宮に発生するがんは2つ。特に子宮頸がんは若い女性に多い

ヒブ

Hibという言葉をご存知でしょうか? インフルエンザ桿菌b型(ヘモフィリス・インフルエンザ タイプb)の頭文字をとって、Hibを略しています。この菌は、髄膜炎を起こす菌として注目されています。

この菌は、インフルエンザに罹った後に肺炎を起こすことで、インフルエンザ菌という名前がつきましたが、インフルエンザウイルスとは全く異なるものです。桿菌は、細菌の形が丁度、長細い形をしているので、そういう名前がつきました。
この菌で、<気管支炎・肺炎><副鼻腔炎・中耳炎><喉頭蓋炎(ノドが腫れて、息がしにくくなる病気)><髄膜炎><敗血症(細菌が血液に侵入して、全身に広がる)>などを起こります。

インフルエンザ桿菌(Hib)ワクチンのスケジュール
DPT三種混合のスケジュールに併せても大丈夫です。ただし、混ぜて接種することができませんので、接種当日は、2回注射になります。
■生後2ヶ月から6ヶ月まで
3~8週間の間隔で3回 → 約1年後に1回
■生後7ヶ月から1歳まで
3~8週間の間隔で2回 → 約1年後に1回
■1歳から5歳まで
1回

ヒブ

小児用肺炎球菌

肺炎球菌はインフルエンザ桿菌b型(Hib ヒブ)とともに、髄膜炎の原因となる細菌です。
肺炎球菌は、名前の通り、肺炎を起こす細菌。顕微鏡で見ると丸い形をしています。肺炎球菌が引き起こす主な病気は以下の通りです。
<気管支炎・肺炎><副鼻腔炎・中耳炎><髄膜炎><骨髄炎(菌が骨の中に入る)><関節炎(菌が関節の中に入る)><敗血症(菌が血液に侵入する)>
これらは子供に多い病気です。

対象年齢は、生後2カ月以上9歳以下の子供。年齢によって接種回数が異なります。
■生後2カ月以上7カ月未満
初回接種:1回0.5ml を27日間以上の間隔をあけて3回接種。
追加免疫:3回目接種から60日間以上の間隔をあけて生後12ヶ月~15ヶ月の時に1回接種。

■生後7カ月以上12カ月未満
初回接種:1回0.5ml を27日間以上の間隔をあけて2回接種。
追加免疫:2回目接種から60日間以上の間隔をあけて生後12ヶ月の時に1回接種。

■生後12カ月以上24カ月未満
60日間以上の間隔をあけて、2回接種

■生後24カ月齢以上9歳以下
1回のみ接種
以上のスケジュールで行います。小さい子供ほど接種回数が多いのは、年齢が小さいほど肺炎球菌に対する抗体の上昇がよくないからです。  

肺炎球菌は2つつながった形で丸い菌です

インフルエンザ

新型インフルエンザと季節性インフルエンザの違い
新型インフルエンザも季節性インフルエンザも、出る症状は非常に似ています。インフルエンザウイルスは主に気道上皮に感染し、咳や鼻、唾液を介してヒトからヒトにうつります。主な症状は、以下の通りです。
<突然の38℃以上の発熱><咳、くしゃみ><頭痛><関節痛><全身倦怠感>
新型インフルエンザが季節性インフルエンザと大きく異なる点は、ヒトに抗体が無いために感染力が強く、大流行を起こす恐れがあることです。症状としては不明な部分も多いですが、新型インフルエンザウイルスに対する予防法として、ワクチンがあります。

インフルエンザワクチンの予防接種方法
現時点では、13歳以上の場合、新型インフルエンザは1回、季節性インフルエンザは1回予防接種となりました。13歳以上でも中高生は現時点ではまだ2回です。子どもの場合は1回の接種量が少なく抗体ができにくいので、原則2回接種が必要です。
3歳未満……0.25ml
3歳以上……0.5ml
で、1~4週の間隔で接種します。できれば抗体を上げるには、3~4週空けて接種する方がいいでしょう。

インフルエンザ

成人の風しん予防接種

風疹は、咳やツバで感染が広がる飛沫感染です。風疹の症状は、発熱、発疹、リンパ節の腫れですが、発疹の出てくる2~3日前から発疹が出てから5日間の1週間にわたって、感染力があります。症状の無い時でも感染力があるということは、知らないうちに周りに感染させてしまうということです。発疹が出た時には、既に周りの人にウイルスを感染させている可能性があります。
風疹に対する免疫力が無い人には次々と感染して拡がっていくため、感染を防ぐためには、免疫力をつける必要があります。その免疫力をつけるのが風疹ワクチンによる予防接種です。
また、妊婦さんが妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と言われる、難聴、心臓の奇形、白内障、精神発達障害などになる可能性があります。
成人が風疹にかかると、高熱が持続し、関節の痛みがあり、子どもより症状が強いです。風疹や先天性風疹症候群には特効薬はありません。風疹が流行している今、風疹ワクチンを接種することが大切です。

2006年4月から、風疹ワクチンは生後12~24か月未満と、5歳以上から7歳未満まで、定期接種として2回行われています。そのため今後風疹は減っていくと考えられますが、現在流行している風疹は、ワクチンが1回、または不明、未接種の人の間で拡がっています。

今、風疹ワクチンを受けた方がいいのは
<妊娠可能な女性><その夫またはパートナー>です。

今回の風疹流行の多くは大人で、男性が女性の3倍以上。男性は30歳代に最も多く、20歳代から40歳代では約80%を占めています。女性では20歳代が最も多い状態です。つまり、子どもをもつ可能性のある世代で風疹が流行していることになります。

昭和54年4月1日以前生まれの男性は、風疹ワクチンの定期接種はありませんでしたので、風疹に対する免疫力がないまたは弱いと推定されています。このことも、流行になかなか歯止めがかからない原因でもあります。  

成人の風しん予防接種

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